ワコアフリースとは
ワコアフリースについて
一般的な塩ビ壁紙とは塩化ビニル樹脂(PVC)を主素材とし裏打は主に普通紙を用いた壁紙です。フリース壁紙とはパルプやポリエステルなどの合成繊維を混合して繊維を織らずに絡み合わせた不織布を用いた壁紙です。ワコアフリースは、日本壁装協会が定めたワコアフリース製品規格に適合し、日本壁装協会に登録された壁紙(ワコアフリース壁紙)と接着剤(ワコアフリース接着剤)のことを言います。
ワコアフリース壁紙は、ポリエステル等の合成繊維をパルプと混合した不織布を用いて表面に意匠性を持たせる為の加工を行った壁紙に適用され、仕様により大きく2つのタイプ(その不織布に直接印刷した「ダイレクトタイプ」と、その不織布を裏打ち材として用い化粧を施した「裏打ちタイプ」)に分けられます。

ワコアフリース接着剤は、デンプンもしくはメチルセルロースを主成分とする接着剤に適用されます。ワコアフリース壁紙の特性を生かすための接着剤です。
特性・メリット
綺麗な仕上がり
製品の寸法安定性に優れ、引裂き強度が強いため、施工がしやすく施工品質が安定します。
また、伸縮が小さいため目開きが起きにくく綺麗な仕上がりが持続します。
これまで施工が難しいとされてきた「繊維系壁紙」や「無機質系壁紙」では、施工性の良さをより感じられるでしょう。
張替えのしやすさ
ワコアフリース壁紙とワコアフリース接着剤の組合せでの施工により、張替え等の際に下地との接着面から容易に剥がすことができます。下地を傷めずに剥がせるため、張替え時の作業時間の短縮に繋がります。
意匠性
ダイレクトタイプのワコアフリース壁紙では、不織布特有の風合いの良さを感じていただけます。裏打ちタイプのワコアフリースにおいては、多様な素材やデザインでつくられた化粧層の意匠の特徴はそのままに、施工性を高めることができます。
ワコアフリース壁紙の特性とメリット一覧
ワコアフリース壁紙 | 一般的な壁紙 (裏打ち材普通紙) |
|
---|---|---|
施工性・施工品質安定性 | ◎ | 〇 |
施工品質持続性 | ◎ | 〇 |
張替え時の剥がしやすさ (施工時間の短縮) |
◎※ | 〇 |
意匠性 | ◎ | ◎ |
※ワコアフリース接着剤との組合せによる特性
商品紹介
ワコアフリース壁紙
商品の詳細は下記バナーをクリックすると各社のサイトへ移動します。
ワコアフリース接着剤
接着剤は主に3種類あります。
ワコアフリース動画
規格(ワコアフリース製品規格)
分類 | 項目 | 規格 | 適用試験条件 |
---|---|---|---|
接着剤 | 剥離性 | 1回目 合格 2回目 合格 |
5.2.1 |
接着強度(最低接着力) | 1N/25mm以上 | 5.2.2 | |
壁紙 | 剥離性 | 1回目 合格 2回目 合格 |
5.3.1 |
水中伸度 | 100.5%以下 | 5.3.2 |
ワコアフリースマーク
ワコアフリース壁紙およびワコアフリース接着剤には、ワコアフリースマークを表示することができます。

枠なし

枠あり
バナー・二次元バーコード ダウンロード
下記のバナーおよび二次元バーコードがダウンロードできます。ワコアフリースの周知のため、ぜひご活用ください。
リンク先
https://www.wacoa.jp/wacoa_vlies
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